202401.05
STORY#3910
旬の用途・イベント
輪ギクに関するストーリー一覧8
輪ギク栽培業界の現状
日本を代表する花として、古来より愛されてきた輪菊。天皇家の御紋としても使われ、桜と並ぶ国花としても知られています。一般的には、個人を偲ぶためのお花として親しまれ、葬儀や仏花に必要不可欠なお花として認識されています。しかし、コロナをきっかけに葬儀の数が減少し、輪菊の消費量も減っていました。その一方で、フルブルームマムやカラーリングマムなど華やかな輪菊への注目が高まり、結婚式や成人式でのヘアアレンジやブーケなどに使用されたり、パーティなどの会場装花に使用されるなど、華やかなシーンでの利用が増えています。また、日持ちもいいため、家庭やオフィスなど一般の人々の間でも愛用する人が増えており、葬儀だけにとどまらない、輪菊の新たな魅力が広がりつつあります。 |
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輪ギク栽培の業務内容
圃場の準備から定植、支柱たてを経て、電照栽培を行います。夜間に電気で照らし続けて輪菊に日照時間を長く感じさせることで、出荷時期を調整することができます。また、一輪の花にするために、脇芽を取る作業も欠かせません。出荷時には、長さを揃えたり、水揚げをしたり、10本ずつ束にするなどしてから出荷となります。 |
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輪ギク栽培生産者の一日
4時 起床 |
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仏花だけじゃない!再注目される輪ギクの魅力
菊は高貴な花として、古くから日本で愛されてきました。そのため、お葬式や仏花の用途として使われることも多く、「葬儀の花」というイメージを持つ人も少なくありません。しかし、菊の花は日持ちが抜群に良く、自宅やオフィス、店舗に飾る花として、近年人気が高まっています。東京オリンピック2020のアーティスティックスイミングの会場にて、東京会場を装飾するにふさわしい花ということで、国花であり縁起のいい輪菊(カラーリングマム)採用されました。華やかなカラーリングマムは、ウエディングの会場装花や花嫁さんのヘッドアクセサリーに使われるなど、おめでたいシーンで活用されることが増え、輪菊自体への注目度が高まり、新しいスタンダードが生まれています! |