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誰でも簡単にできる!ふんわり甘いストックの寄せ植え

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土地が狭く地植えできないような場所でも季節の花を気軽に楽しめることができる「寄せ植え」。最低限の道具があればだれでも簡単に作ることができ、愛らしい花と葉の調和によって一気にお家が華やかになるでしょう。

今回は、初心者の方でも見応えある寄せ植えを作成しやすい、ふんわり甘い香りが魅力的なストックを用いた一鉢についてご紹介します。

1.知っておきたい寄せ植え作りの基本

寄せ植えとは、複数の植物を鉢やプランター、花壇に寄せて植える手法のことです。組み合わせは自由であり、同じ植物でも品種や色が異なるもので寄せ植えしても良いですし、草花だけでなくハーブや樹木を組み合わせても良いです。組み合わせによっても雰囲気がガラッと変わるので、さまざまな印象を楽しむことができます

1-1.時期

寄せ植えの観賞を楽しむことができる期間は、基本的に2~3ヵ月です。草花の種類によっては、開花期が短いものもあり、中には数週間や1ヵ月という場合もあります。そういった場合でも、開花の時期が終わった株を抜き取り、代わりにほかの植物を植え替えることで作り直すことも可能です。

1-2.寄せ植え苗の役割

寄せ植えは、複数の植物のバランスを取りながら植えることで華やかになり、小スペースでもガーデニングを楽しむことができるのが大きな魅力です。

寄せ植えの作り方には、決まった型や形式がありません。基本的には、草花の成長を楽しめるように、容器に対してある程度ゆとりをもたせながら植え込むことがポイントです。

 

例えば、内径21cmのコンテナには9cmポット苗を5株ほど植えるくらいがちょうど良いバランスです。

寄せ植える植物には、それぞれに役割があり、主役、準主役、脇役(引き立て役)に分類して作成します。

主 役は1種類 花が大きく目立つなど存在感がある植物。
準主役は1種類 主役に次いで、存在感がある植物。
脇 役は3種類 主役、準主役を引き立てるもの。全体の調和や動きのアクセントを出したりする植物。

2.寄せ植え向きな花「ストック」

まっすぐにグングンと茎を伸ばし、花をさくさん咲かせるストック。おしとやかな雰囲気の一重咲から上品でエレガントな雰囲気の八重咲タイプまでさまざまな品種があり、ふんわりした甘い香りが魅力的なお花です。

花の色は、赤・ピンク・黄色・白・紫など様々な種類があるので、他の花と組み合わせしやすい草花ともいえます。 また、ストックの花姿には高さがある為、寄せ植えなどで奥行きを出す際にも重宝されます。

3.自分で育てたストックを寄せ植えしてみよう

ストックは冬から春にかけて色とりどりの豪華な花を咲かせます。自分で種から栽培したストックにはより一層の愛着が湧きますよね。

ここでは、自分で育てたストックを主役として、寄せ植えする際のポイントについてご紹介します。

種から時間を掛けて育てたストック。せっかくなら長く寄せ植えを楽しめるように、基本的な管理の方法を覚えましょう。

3-1.支柱代わりの植物と植える

ストックは草丈が高くなるのが特徴の植物です。成長とともに、長く伸びた茎の上部にたくさんの花が咲くことで、上半分にボリュームが偏りやすくなります。重みに耐えかねて茎がポッキリ折れてしまわないように、寄せ植えする際には支柱の役割を担う植物を隣に植えましょう。

3-2.切り戻し

寄せ植えを長く楽しむには、咲き終わった花を茎ごとこまめに摘み取ることが大切です。余計なエネルギー消費や株の衰弱、病気を予防することができます。

また、草丈が伸び過ぎた部分は、思い切ってカットするのがオススメです。切った部分から新芽が伸び、新しく開花したものを長く楽しめるようになります。

3-3.寄せ植えのトラブル

寄せ植えの際には、ハダニやアブラムシなどの害虫に注意しましょう。他にも、灰色のカビが生える灰色かび病やうどんこ病などの病気のリスクもあります。

毎日こまめに観察して、早期にトラブルを発見して対応することが、被害の拡大を防ぐことに繋がります。

3-4.植え替えするタイミング

旬の時期を過ぎた株や弱った株、バランスが崩れた株などは早めに抜いて植え替えましょう。

全体を入れ替えても良いですし、多年草はそのまま残して一年草だけ入れ替えたりしても構いません。

基本的な植え替えの目安として、春のものは夏の前、夏のものは秋ごろ、多年草は越冬の前に植え替えると良いでしょう。

長期間植えたままの寄せ植えは、適宜新しい土で作り直して病気を防ぎましょう。

4.ストックとの寄せ植えで相性ピッタリな花8選

ストックとの寄せ植えにオススメな草花についてご紹介します。

4-1.パンジー・ビオラ

パンジー・ビオラは、開花時期が長く、比較的誰でも簡単に育てることが出来る草花です。豊富な花色の種類があり、ストックをメインに寄せ植えする際に色調を合わせて選ぶことができます。鉢の前方に植えることでストックを華やかに引き立ててくれます。

4-2.エリカ

赤、白、黄、ピンクなど鈴なりに可憐な花をつけるエリカは秋から春にかけて咲く草花です。その花姿は奥ゆかしくもあり、寄せ植えの際に脇役として彩ります。鉢の後方にエリカを植えることで、華やかな八重のストックの魅力を引き立てるでしょう。

4-3.バコパ

バコパは、地面を這うように成長していき、横に広がった一面にピンクや白、青など色とりどりの小花を散りばめたように咲くのが特徴の草花です。パンジー同様に鉢の前方に植えることでストックの足元を埋める役割を果たします。また、全体を見たときに鉢から柔らかくしだれたバコパがアクセントになり、ワンランク上の寄せ植えにすることができます。

4-4.エレモフィラ・ニベア

エレモフィラ・ニベアは、白銀色の毛に小さく細い葉が覆われているのが特徴の草花です。エレモフィラ・ニベアのキレイなシルバーの輝きがストックの煌びやかさをグッと引き締めます。春になると淡い色合いの紫の花が咲き、先鋭されたシックな色合いの葉っぱと対象的なバランスで人々を魅了します。

4-5.ハボタン

ハボタンは、ボタンの花のような葉が特徴の草花です。近年では、品種改良により小さめのサイズでおしゃれなものも市場に出回るようになりました。シンプルな見た目のストックと相性が良く、鉢の中央に植えることで寄せ植えにボリューム感を出すことができます。

4-6.リナリア

金魚に似た小さな花を細い枝にたくさん咲かせるリナリア。草丈が高く、ワイルドフラワーのような野性味が魅力的です。生命力が高く、こぼれ種でもどんどん増えていくため、園芸初心者でも育てやすい花です。ナチュラル感があり、ストックと並べて植えると馴染みが良いです。

4-7.スイート・アリッサム

丸いボールのような形が特徴的なスイート・アリッサムは、小花がたくさん集まって形を成す草花です。白い色の花は、名脇役として寄せ植えの際に他の花を引き立てます。鉢に空間があるときにスイート・アリッサムを植えると、花が絨毯のように広がって成長するので鉢の余白を埋める役割を果たしてくれます。あえて鉢のサイドや前方に植えて、花をしだれさせるのも素敵です。

4-8.シルバーレース

シルバーレースは、シルバーの葉に深く細かい切れ込みが入り、まるで羽のようにみえるのが魅力的な草花です。柔らかな産毛のような毛に葉が覆われており、しなやかな手触りも特徴的です。色合いは地味ですが華やかさもあるため、おしとやかな雰囲気を持つ一重のストックと相性抜群です。

5.ストックの寄せ植えは誰でも簡単に楽しめる

ふんわり優しい香りのストック。

豊かなバリエーションの色合いと存在感たっぷりの華やかな花姿が魅力的なストックは、寄せ植えの主役にピッタリのお花です。ガーデニング初心者の方でも育てやすく、自分で育てたストックで寄せ植えを作るのも一興です。

草花の組み合わせによってもさまざまな雰囲気の寄せ植えを作成することができます。

自分好みの寄せ植えでお庭を彩ってみませんか。

 

参考
Garden Story
https://gardenstory.jp/gardening/62946

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