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STORY#3963

花くらうど使ってみました

団体

有限会社 石原洋蘭園

#山梨県 star---

お花の数1

STORYの数1

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5年前に義父からの事業承継を決めた時の私のミッションは、事業承継=課題解決=事業の効率化でした。農園にWi-Fiを整備することから始め、作業日誌のクラウド化、オンラインバンキング、スマートレジの導入など、経営面でのICT化を進めてきましたが、最後の砦は出荷伝票作成と市場への送信でした。

当園では、出荷伝票は義父が3枚複写用紙の手書きで作成し、出荷準備完了後に各市場にFAXで流していました。まず、手書きは時間と労力がかかります。ミスがあってもチェック機能がありませんし、次に縦横の計算を間違えると、出荷ケースとの数に差が生じ、合致するまで出荷は終わりません。義父から出荷伝票の仕事を任されたとき、Excelで出荷伝票を作成しましたが、解決できたのは手書きの労力と合計数の計算にとどまりました。

「さらにストレスレスで、汎用性が高い出荷伝票作成ができないものか・・・。さらに市場とオンラインでやり取り出来たら・・・。」

そう考えていた時に次世代の花農家応援クラウドシステム「花くらうど」無料モニターを知りました。早速、手を挙げ、導入しました。4ヶ月使用した感想です。

・実際に伝票を作成するまでの市場や花にかかわる設定がやりやすい。

・上段複写や市場まるごとの伝票複写により、作成時間の短縮ができる。

・市場側の事情によりFAXとメールに対応できる。さらに電子FAXを使えば市場ごとに一斉に送信でき、FAX機で紙送信するより時間が大幅に短縮できる。

・市場から追加注文が入った時も送信済データに追加分を入力して再送信するだけなので、面倒がない。

・出荷伝票が見やすい。

・森田洋蘭園さんのご尽力のおかげでLINEグループでわからない点やバグについて相談できる。

・データはいつでも確認できる。

・仕切り伝票の売掛結果を入力することでさまざまな分析可能なので、経営指標に活用できる。

・入力後の作業(注文追加・市場送信・データ分析)はテレワークでもできる。私は気分転換にスタバやコメダをよく利用します。

当園では、仕切り伝票の売掛結果を入力と分析まではできておらず、出荷伝票作成までしか使っていませんが、こちらは今後の課題にしたいと思います。

私がパソコンを農園に持ち込むことについては先代からかなりの抵抗がありました。農園パソコン禁止令も出ました。「手書きで十分。手書き伝票で市場に出荷できないなんてことは絶対に起こらない。そうなれば日本中の農家が出荷できなくなるじゃないか」と今でも言われます。

そのような声も残っているかもしれませんが、今の花の業界を取り巻く状況を俯瞰すると、時代の流れに乗らない手はありません。市場と生産者、生産者同士の横のつながりの中で花くらうどが全国に広がっていけばいいなと思います。

 

#ラン カトレア

このSTORYを書いた生産者

山梨県中央市でミディ胡蝶蘭を生産・販売する農業法人です。胡蝶蘭栽培の歴史はまだ浅いのですが、この地で100年以上、3代にわたって時代の変化に適応し転作を繰り返しながら農業の営みを絶やすことなく今日まで続けてまいりました。2022年8月に4代目の妻が代表取締役に就任し、女性の感性と視点を生かし、ICTの力でミディ胡蝶蘭の魅力を広く発信し、お客様のお手元に届けたいという思いを胸に日々栽培と経営に励んでおります。
 

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