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仏花だけじゃない!輪菊の種類とその魅力について

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菊は、切り花の国内出荷量ナンバーワンであり、日本を代表する花のひとつです。中でも輪菊(りんぎく)は蕾を摘んで一輪仕立てにしたもので、気品ある雰囲気や丈夫で長持ちすることから、祭壇やパーティーなど、さまざまなシーンにおいて、日本中で飾られています。「お供えの花」というイメージが強い菊ですが、日本では古来より高貴な花として扱われてきました。そんな伝統的で格式高い輪菊は、とても丈夫で扱いやすく、家庭で楽しむ花としてもおすすめ!今回は菊の中でも輪菊にフォーカスして、種類や選び方など、輪菊の魅力をお伝えします。

輪菊の種類について
ひとことで菊といっても、国内やヨーロッパで品種改良が重ねられ、さまざまな種類があります。今回ご紹介する輪菊は、ずっと日本で親しまれてきた和菊の一種で、主に仏花として親しまれてきました。ここでは輪菊の主要な品種をご紹介します。

●神馬(じんば)
白輪菊の品種のひとつであり、花の色が純白でつやがあるのが特徴。花の形が崩れにくく、菊の中でも特に花持ちが良いのが魅力です。

●精興の誠(せいこうのまこと)
白輪菊の中でも少しクリーム色に寄った白の花色をしています。花の中心部は、少し黄緑がかった色をしており、外側の花色と少し異なるのが特徴です。

●精の光彩(せいのこうさい)
黄輪菊の品種のひとつで、光沢のある葉やしっかりとしたまっすぐな茎が特徴的。暑さに強く、夏場でも花持ちに優れています。

●フルブルームマム
土の力によって輪菊の花を満開まで咲かせた状態で採花したものが、フルブルームマムです。圧倒的な存在感の花は、菊本来の美しさを楽しめます。直径は大きいもので17cmほどになります。

●カラーリングマム
白の輪菊を満開まで咲かせたものに、花専用の染色液を吸わせて、花弁をカラフルに染め上げたもの。茎を割ってそれぞれ違う染料につければ、何色も同時に染めることができます。植物の仕組みを学ぶ花育として、理科の授業で実施する学校も増えてきました。その美しさやカラーの豊富さから、パーティーや婚礼の装花として注目を集めています。

仏花だけじゃもったいない!いま再注目される輪菊の魅力とは?
菊は高貴な花として、古くから日本で愛されてきました。そのため、お葬式や仏花の用途として使われることも多く、「葬儀の花」というイメージを持つ人も少なくありません。しかし、菊の花は日持ちが抜群に良く、自宅やオフィス、店舗に飾る花として、近年人気が高まっています。

輪菊の歴史
輪菊の歴史はとても古く、約3,000年前から中国で栽培されていたと言われています。日本に伝わったのは、古代中国からの渡来人によるものだとされており、7世紀頃には日本でも栽培が行われるようになりました。天皇家や貴族たちの間で、広く親しまれていたそうです。古来より、菊は不老長寿の神秘な力を持ち、高貴な姿と芳香を発し、「百草王」と呼ばれ、大変貴重な存在とされていました。

菊がお供えに使われる理由とは?
・菊の花が長持ちするから
お墓にお供えするお花は、生花が基本です。すぐに傷んで枯れてしまう花ですと、取り替える手間がかかります。しかし、菊は切花にしても長持ちがするため、古来からお供え用のお花として愛用されてきました。
・邪気を払う
菊の花は、高貴な姿と気高い香りが邪気を払うと言われています。古くは平安時代から、宮中の厄を祓うために、菊の花が使われてきました。また、風水では“菊の花は、健康運をアップさせる”と言われています。9月9日の重陽の節句=菊の節句には、邪気を祓い、長寿を願って菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべたお酒を酌み交わしてお祝いをしていました。また、枕カバーに菊の花弁を忍ばせて眠ると体の中の厄を祓ってくれる、そんなおまじないも信じられています。
・種類が豊富で、一年中手に入るから
品種改良によって、種類豊富な菊は、一年中手に入れることができる便利なお花です。そのため、お供え用のお花として愛用さえています。

再注目されている輪菊
東京オリンピック2020のアーティスティックスイミングの会場にて、カラーリングマムが使用されました。東京会場を装飾するにふさわしい花ということで、国花であり縁起のいい輪菊が採用されました。華やかなカラーリングマムは、ウエディングの会場装花や花嫁さんのヘッドアクセサリーに使われるなど、おめでたいシーンで活用されることが増え、輪菊自体への注目度が高まっています。

輪菊の花言葉は?
菊全般の花言葉は、「高貴」「高潔」「高尚」。色によって花言葉も異なりますので、輪菊を贈り物にする時に、ぜひご参考ください。

・白:真実、あなたを慕う、誠実な心
・黄色:長寿と幸福、破れた恋
・赤:あなたを愛しています
・ピンク:甘い夢
・紫・:私を信頼してください、恋の勝利、夢が叶う

輪菊の選び方と長持ちさせる方法
日持ちが長く、丈夫であることが特徴の輪菊ですが、できるだけ長く、美しい花の状態を保ちたいですよね。ここからは良い輪菊を選ぶ際のポイントや、より長持ちさせるためのコツをご紹介します。
<上質な輪菊は日持ちも長い!輪菊の選び方>
できるだけ長く輪菊を楽しむためには、良い輪菊を見極めることが重要です。花を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。
・葉っぱがしっかり立っている
・葉の色が鮮やか
・花弁の枚数が多い
・花首(茎の先の花を支えている部分)が太い
これらのポイントを抑えて、できるだけ上質な輪菊をチョイスしましょう。

<輪菊を長く楽しむ、3つのコツ>
花を飾るときに、ちょっとしたコツを抑えることで、輪菊の元気で美しい状態を、さらに長く保つことができます。輪菊を長持ちさせる、3つのコツについてご紹介します。

1 水あげの準備をしっかり行う
水あげとは、茎が水を吸収しやすくなるように環境を整える作業のこと。ちょっとしたポイントを抑えること、準備をしっかりと行うことが大切です。
・手をしっかり洗う
・花瓶やバケツ、ナイフ、ハサミの消毒をする
・バケツに切り花栄養剤を入れる
・ハサミやナイフはよく研いでおく
・下葉が水に浸からないように取り除いておく

2 正しく水あげをする
輪菊の水あげは、こちらの方法がおすすめです。
① 水切り・水折り切り口から空気が入らないように、水の中で茎を切ります。
② 湯あげ茎の根本2〜3cmを熱湯につけて空気を出し切ります。茎が少し変色したらすぐに冷水につけて、その後通常の水で切り戻します。
③ 根元割り吸水が良くないものは、切り口にハサミを入れて根元を割ることで、水に触れる面積を増やし吸水しやすくなります。
花の状態に合わせて、適した水あげを行いましょう。

3 輪菊に適した環境で飾る
花にとって快適な環境を整えることで長持ちします。下記のような環境は避けるようにしましょう。
・ストーブや暖房の近くなど、高温になりやすい場所
・直射日光の当たる場所
・エアコンの風が当たる場所
・傷んだ花や果物、煙から出るエチレンガスが当たる場所

まとめ
仏花としてのイメージが強い輪菊ですが、その気品あふれるたたずまいや、丈夫で扱いやすい特徴から、さまざまなシーンで取り入れられています。特にカラフルに染め上げられたカラーリングマムは、結婚式の装花やブーケにも用いられており、お祝い事の花としても人気を博しています。若い世代からも注目されてきている、輪菊。さらなる魅力の広がりから目が離せません!

<情報提供>
日本花き生産協会 輪ぎく部会

<参考資料>
https://www.ringiku-bukai.com/fullbloom
https://www.ja-aichi.or.jp/main/product/engei/flower/01.html#:~:text=%E8%BC%AA%E8%8F%8A%E3%81%AF%E3%80%81%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%8E%9F%E7%94%A3,%E9%BB%84%E3%83%BB%E8%B5%A4%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
https://www.hanagoto.daiichi-engei.jp/syunka/42032.html#:~:text=%E8%8F%8A%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E,%E9%9B%B0%E5%9B%B2%E6%B0%97%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%8C%E5%B0%8F%E8%8F%8A%E3%80%8D%E3%80%82
https://gardenstory.jp/plants/33044
https://minne.com/mag/articles/2817
https://www.ringiku-bukai.com/color_samp
https://www.instagram.com/h.satomasa1187/?hl=ja
https://www.seikoen-kiku.co.jp/list/2766
https://digital-em-campus.jp/food-valley/emcampus-coloringmom/

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