当出荷連合は部会員16名、年間出荷量15万ケースは日本屈指で、20代から40代の若い生産者が10名と今後が非常に楽しみな部会です。もちろん栽培品種の豊富なバラエティや新品種の導入にも積極的に導入しています。
各種苗会社から多くの新品種が発表されるアルストロメリアですが、当部会では迅速な導入を推奨しています。
今では定着しつつある段咲き品種も、当部会が導入したピンク品種「ブライズメイド」が毎年開催されている「フラワーオブ大田花き」で入賞したことで人気がでました。
段咲き品種
「マリアベール」
話題の一輪品種
「アルストロノバ」
当部会では販売会議や産地視察を積極的に開催しています。近年では産地、市場、顧客、種苗会社を招待し、市場ニーズや栽培品種についての意見交換を行い、市場関係者やお客様とのつながりを大切にしています。
産地視察
市場・顧客・種苗会社を招待した意見交換会
アルストロメリアはユリズイセン科の花で、1つの球根から次から次へと茎が伸びて生長します。そのため、土に植えたままの状態となり、約4年周期で植え替えます。同花は夏の暑さが大敵で、地中温度が上がりすぎると球根が弱ってしまいます。そこで登場した秘密兵器が『テラー』と呼ばれる地中冷却装置。ほ場の土の中にパイプを通し、冷水を循環させることで、地中温度を下げ、周年栽培や安定出荷を可能にしています。
ただ夏場の電気使用量は最大で13,000kwとなり、電気料金は1ハウス1ヶ月20万円を超えてしまい、近年の電気代の高騰が生産コストの上昇となり当部会の懸念材料となっています。
地中冷却装置(テラー)
地中冷却のため球根両側に通した管