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STORY#4544

トラック輸送に適した、輪ぎくの新しい出荷箱を検討しました。

一般社団法人日本花き生産協会

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一般社団法人 日本花き生産協...

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令和7年度の持続的生産強化対策事業のうちジャパンフラワー強化プロジェクト推進事業において、花き生産供給力強化協議会では、日本花き生産協会の輪ぎく部会が主体となって、トラック輸送に適した輪ぎくの新規格出荷箱を検討する事業を行いました。

出荷容器のサイズがバラバラで積みにくい、非効率・・・
そんな花き流通の“今の現場”に合わせて再設計した
2種類の出荷箱を作製しました!

愛知県、長崎県、香川県の輪ぎく生産者が知恵を絞り、検討し作製。
愛知県では、2Lサイズの輪ぎくを1ケース160本詰めますが、
長崎県では1ケース100本詰め。
そのような地域の標準に合わせて、箱の高さを調節し、かつ台車やパレットに効率よく積めるサイズ感を生み出しました。

いつもと違うサイズ感の箱に詰めると慣れていないので詰めにくいですが、
工夫しながら詰めていきます。
結構きつめのサイズ感ではありますが、箱の中でズレが生じず、長崎から東京大田花きまで輸送実証を行いましたが商品の品質に問題はありませんでした。

 

輸送実証①愛知県~東京・大田花きまで中距離輸送での実証

愛知県では観音開きタイプのA箱を使ってハーフ台車と12型パレットでの輸送実証を行いました。

 

左写真:12型パレットに積んだ様子。一番下に4箱、縦に7箱積んだ状態で輸送実証を行った。一番下の段の箱も問題なく強度はしっかりと確認できた。ラップをまいて固定するものの、8段まで積むことが可能なことが分かり、32箱を1度に運ぶことが可能。すべて2Lサイズの輪ぎくの場合は、160本/1ケースなので5120本の輪ぎくを1パレットで輸送可能。

右写真:ハーフ台車を2台連結させ、台車強度UPのために真ん中に棚板を差し込んでいる。こちらも一番下に4箱がきちっと並ぶ設計で、上には6段積むことができた。ハーフ台車はバラバラに分解できる点もメリットである。最大で24箱をハーフ台車で輸送できることが分かった。
2Lの輪ぎくでいうと160本/1ケース×24箱で3,840本をハーフ台車で輸送が可能。

輸送実証②長崎県~大田花きまで長距離輸送実証

長崎では、片開きタイプの箱を現在も使用しているため、片開きで作製した。
このB箱を使用して、長崎県~東京・大田花きまで、折り畳み式のカゴ台車とアルフロック台車を用いて実証を行った。

左写真:折り畳み式のカゴ台車と呼ばれている台車にB箱を積んだ様子。
一番下に4箱、上に10段積むことができた。
B箱には2Lの輪ぎくが100本詰めることができる。そのため、100本/1ケース×40箱で4,000本、1台の折畳みカゴ台車では輸送できる。
輸送実証後の箱の崩れは見られず、強度は問題なかった。

右写真:アルフロック台車にB箱を積んだ様子。片開のため、積んだ際に少し斜めに傾く傾向がみられたが、特に問題はなかった。折畳みカゴ台車に比べ、横幅に余白はほとんどなく、一番下の段は少々窮屈ではあったが、入らない程度ではなかった。アルフロックにも一番下に4箱×10段積みが可能であった。
そのため、折り畳み式カゴ台車同様に、一台のアルフロック台車で、4,000本の輪ぎくが輸送可能である。

まとめ

本実証において作製した出荷箱(A箱・B箱)は、現行出荷箱と比較して強度面に問題は認められず、実用上十分な性能を有することが確認された。あわせて、積載効率の向上が認められた(詳細は左表参照)。12パレット輸送においては、パレット積載後にラップ固定を行うことで、そのままフォークリフトによるトラックへの積込みが可能となり、荷役作業の省力化および作業効率の向上が確認された。
愛知県で実証したハーフ台車では、現行出荷箱は「3箱×9段積み」で計27箱の積載が可能であったのに対し、実証箱では「4箱×7段積み」で計28箱の積載が可能となった。これにより、約3%の積載率向上が認められた。
また、長崎県で使用した折畳みカゴ台車およびアルフロック台車では、現行出荷箱が「3箱×10段=30箱」であったのに対し、実証箱では「4箱×10段=40箱」の積載が可能となった。これにより、約33%の積載率向上が確認された。
以上より、実証出荷箱は強度を維持しつつ、輸送効率および作業性の向上に寄与することが明らかとなった。

普及活動

全国の生産者と実需者を結ぶ流通のハブとして、多くの花き関係者が集う中核的市場である大田花きに、当事業で作製した実証箱A・B箱を展示させていただき、多くの方の目に留まるようにしています。

生産者、流通、市場、卸、仲卸及び小売が一体となって開発した輪ぎく用出荷箱について、今後は本実証結果を踏まえ、全国への普及拡大を図り、
本取組により、輸送効率の向上及び荷役作業の省力化を推進し、花きの安定供給体制の強化に資する仕組みづくりに貢献していきます。

令和7年度持続的生産強化対策事業のうちジャパンフラワー強化プロジェクト推進事業
花き生産供給力強化協議会
~流通効率化に適した輪ギクの新規格出荷箱による輸送実証事業~

 

 

 

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