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年始のご挨拶~時代を先読みした花づくりへの挑戦~

一般社団法人日本花き生産協会

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 時代を先読みした花づくりへの挑戦

一般社団法人 日本花き生産協会会長 加藤孝義

 

新年明けましておめでとうございます。
今年こそは良き年になることを願っていますが、さてどうなるのか?想像を絶する時代の幕開けが2024年に起きます。その鍵は花きの生産・流通・販売に関わる一人ひとりの行動にあります。

攻めの活動を展開する生産協会

日本花き生産協会では、会員である全国の生産者の積極的な情報発信としてウェブサイト「花まるごとサイト」の立ち上げやSNSを活用したイベント開催、物流の合理化・省力化のためのデジタル化「花くらうど」システムの実証事業、農林水産省はじめ花き関係団体、フラワー議員連盟との連携強化など攻めの活動を展開しています。生まれ変わろうとする生産協会に関心をもっていただければと思います。

再生産価格が確保でない事態

さて、昨年5月には、新型コロナウイルス感染症が法律上の2類相当から5類に移行し社会経済が大きく変わりました。しかし昨年は、コロナ、ウクライナ情勢、円安などから生産者はショック死寸前、素晴らしい花を作る生産者であっても生産コスト上昇により再生産価格で販売できていない。このような事は今までありませんでした。まずはこの現状をお伝えします。

時代を先読みした花づくり

20年前から時代は変わりました。バブル経済が弾けてからもその時の良さを見続けてきました。何れまた良き時代が来ると思い込みここまで来ました。20年で国内の生産額が半分になっても何れ良くなると思い込んでいますが、そうならないと断言します。その背景には少子高齢化、団塊世代のリタイヤ、経済の低迷などがあります。
利益を得るための生産、流通、販売を見直すことが大切で、これらを実行できない経営者には新時代は来ないと言っても言い過ぎではないと考えます。花や緑の良さを最大限アピールし、暮らしの中に花と緑を提案できる商品づくりが必要です。これからは、新たな発想、固定観念から脱却した商品づくりが必要です。Z世代に花と緑の魅力をどう伝えるのか、イラストレーターとのコラボによる若年層の購買力拡大、2024年物流問題を乗り切る付加価値の高い商品づくり、さらに環境にやさしい花づくりなど、時代を先読みした花づくりへの挑戦が必要です。

花と緑の魅力に感謝!

高校生花いけバトル人気が全国に広まっています。来年度岐阜県が開催県となる全国大会「清流の国ぎふ総合文化祭2024」において、花いけバトルが競技種目として初めて採用されました。花いけバトルは大学、世界と次なるステージも狙っています。
また、2027横花で開催される国際園芸博覧会は、来場者は展示された花の魅力を感じSNSで友達に発信し花の良さを伝え1,500万人が花に酔いしれる光景が浮かびます。花きの黄金時代が到来する夢の実現を想像し、笑顔を生み出す花と緑の魅力に感謝したいと思います。

 

結びに

生産協会としても、会員一人ひとりが時代を先取りする花づくりや消費者への情報発信を強化し多くの消費者の方々に花と緑が暮らしの中で身近な存在になるよう花き業界とともに取り組む所存です。
皆様方の引き続きのご支援・指導をお願いし年頭の挨拶とさせていただきます。

 

花まるごとサイトとは?
国産のお花の情報や生産者さんたちの想いを届ける当サイト。
通称花まるサイト。生産者さんは無料で登録でき、情報発信することができます。
URL https://hana-marugoto.jp/
申込はこちらから https://forms.gle/GVkfWsmXS9rUPPdL8

 

花くらうどとは?
「花くらうど」は出荷・仕切情報のデジタル化(市場と生産者双方で正確な情報を素早く送信でき事務作業が省力化)や経営分析機能で業務改善(蓄積された日々の販売データを元に貴社の経営分析が可能)等がクラウド上でできる販売管理ソフトです。花くらうどについて詳しく見てみる
概要説明:https://hana-marugoto.jp/hanacloud/
花くらうどHP:https://x.gd/BvC1J
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