生産者が鉢物の選び方をレクチャー
植物は、野菜と同じで「目利き」ができます。
お店にたくさん並んでいる中で、良い鉢植えかどうかを選ぶには、どこを観察すればいいのかがわかります。良い鉢物を選ぶことで「家に帰ってからすぐに枯れてしまった…」や「虫がたくさん付いていた!」などの、トラブルを避けることができます。
今回は、ポトスをご紹介しながら、お店での選び方を鉢物生産者がお話しします。
ポトス
選び方
ポトスは15種類ほどの品種があります。ポトスは緑色の濃淡が豊富なので、インテリアに合わせて楽しめます。
濃いグリーンを楽しみたい方は「グローバルグリーン」、白っぽい緑を楽しみたい方は「エンジョイ」などの種類がオススメです。
良い苗の選び方は、葉にハリのあるものを選ぶようにしましょう。ポトスは丈夫な観葉植物なので、少し元気がないものでも、簡単に復活させることができますが、丈夫な苗を選びたい場合、ハリ・ツヤがしっかりしているものを選ぶと良いでしょう。
楽しみ方
ポトスは、伸びすぎたときに好きなだけ切り分けることができ、水耕栽培することができます。切る場所も、茎であればどこでも気にせず切り分けましょう。短くてもOKです。切ったところが水につかるようにコップなどに入れておくと、根が出て、あとは土に植えてまた鉢で楽しむこともできますし、そのまま水に入れて育てることもできます。
ヘゴ仕立て
ポトスはつる性の植物ということもあり、下に育つと思われがちですが、上に育てることもできます。野生のポトスは、日光を浴びるため他の植物をよじ登って上へ上へと伸びていきます。これを登はん性(とうはんせい)といいます。そのときに面白いのが、上へいけばいくほど葉が大きくなります。
ビックポトスを育てたい場合、ヘゴと言われる支えを鉢植えに立ててからポトスをヘゴに這わせるように、ワイヤーなどでからめていくと上へ育っていきます。葉を大きくしていくというのは意外な楽しみ方かもしれませんね。
小さなポットで購入したポトスを大きな鉢に植替える方法
どんどん育ってくれるポトス、大きな鉢に植え替えて緑を増やしちゃいましょう♪
~日本花き生産協会 鉢物部会~