国産のお花。生産者の想い。日本のお花のポータルサイト。

花き生産供給力強化協議会とは

お花・生産者を探す

OR

農林水産省が行う、令和6年度持続的生産強化対策事業のうち、『ジャパンフラワー強化プロジェクト推進』にあたり、生産、卸・仲卸及び小売の全国団体から構成される「花き生産供給力強化協議会」(事務局:日本花き生産協会)を結成し、事業の実施、関連団体と連携しながら花き業界ネットワークを構築しあらゆる課題解決を行っています。


【花き生産供給力強化協議会 構成員】
一般社団法人 日本花き生産協会(生産者団体)

一般社団法人 日本花き卸売市場協会(流通業者)
一般社団法人 全国花卸協会(流通業者)
一般社団法人 JFTD(販売業者)
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(研究機関)

農林水産省:令和6年度持続的生産強化対策事業のうち
『ジャパンフラワー強化プロジェクト推進』とは

花きの振興に関する法律に基づく「花き産業及び花きの文化の振興に関する基本方針」では、花きの産出額の目標を令和12年に4,500億円、令和17年に6,500 億円とされていますが、国内花き産出額は3,484億円(令和元年)とピーク時からほぼ半減しています。一方、輸入花きは518億円(令和元年)と平成10年の2.5倍に増加。しかしながら、家計における花き消費額は、8,152円(令和2年)とピーク時(平成9年)の約6割まで減少するなど、国民の「花き離れ」と同時に国産花きが輸入品に負けており、基本方針の目標を達成するためには、我が国の花き産業の国際競争力強化と花き消費の拡大が必要となっています。本事業は、こうした状況を打破するため、我が国花き産業の国際競争力の強化と花き消費の拡大を図ることを目的としています。

 

令和6年度の取り組み事例

Ⅰ.花き流通の効率化等の取組(流通の効率化等に資する技術等の実証等)

効率的な輸送体制の構築に関する実証(「花き流通標準化に向けたガイドライン」の実行に向けた実証)

2024 年度からの自動車運転業務への時間外労働時間の上限(960時間/年)規制の適用等によって懸念されている物流の2024年問題への対応を目的として、花き流通標準化検討会で策定した「花き流通標準化ガイドライン」を踏まえた流通効率化に資する技術を、ストックポイントを活用し実証を行うとともに、実証で得られた成果を取りまとめ、報告書を作成します。

①物流の2024 年問題への対応を目的として、花き流通標準化検討会が策定した「花き流通標準化ガイドライン」を踏まえた流通効率化に資する技術を、東北と大阪間の二つのルートでストックポイントを活用し実証を行う。

②JFコード(日本花き取引コード)を活用し、全国各地の多種多様な花き取引データを毎日速やかに収集・分析を行い、出荷者、卸売市場、買受人が利用可能な「花き市場流通情報システム」を構築する

新たな出荷規格、出荷箱等の導入等に関する実証(輪ぎくの規格・適応品種の実証)

流通の2024年問題により、運送業者の減少に伴い、産地により出荷規格および出荷箱規格の違いが、流通に支障をきたし始めている。
課題解決のため、流通の効率化を図るため、出荷箱の規格統一化を目指し、ガイドラインで提示されている箱規格に準じた統一箱を用いて、出荷のシミュレーションを行いながら産地への導入促進を検討する。花きの中で出荷額が最大である輪ぎくにおいて、多品目輸送に適した統一規格台車による輸送に取り組み、花き流通の効率化への道筋をつけることで、物流の全体最適に貢献していく。

Ⅱ.ホームユース需要等の更なる拡大のための全国的な普及活動

新たな装飾スタイル等の提案・普及実証

国産花きPRサイトの構築事業(花まるごとサイト:当サイト)
国産花きの消費拡大のため、国産花きの品目・産地・生産者のPR情報を掲載したサイトの構築を行っている(3年目)
Withコロナの時期にお家時間が増えたことで、観葉植物やガーデニングが注目を浴びたと同時に、お花のサブスクに注目が集まった。お花に関心を持つ若年層が減少傾向と言われているが、人気のお花のサブスクサービス4サイトのユーザーは、4サイトとも8割以上が女性であり、その中の1つは若年層が多く、特に20代が最多であるというデータがある。SNS等インターネットを経由した集客方法が多いお花のサブスクの例から、インターネットを経由した情報の見せ方や打ち出し方を工夫し、若年層へのアプローチすることで、購買意欲を掻き立てることが可能なのではないか?
また、食品は「国産」にこだわる人も多い一方で、お花に関して、産地を見て購入する消費者が少ない現状がある。そこで、国産花きの認知度向上を図り、花を購入する際に食べ物のように「こだわり」を持って選んでもらえる文化の醸成を促すために、国産花きPRサイトを活用して生産者によるお花の魅力・情報の発信だけでなく生産者の想いや背景をSTORYで伝えることで、生産者自らファンを増やすコンテンツ発信を推進し、リピーターの獲得、口コミ効果を期待する。また、アンケートフォームを設け、サイトを閲覧したことによる国産花きに対する意識の変化等に関する調査を実施。また、情報発信をすることで得られるメリットやノウハウ、活用方法を検証し、成果を普及していく。

 

Ⅲ.国と試験研究機関主導による全国レベルでの技術実証

切花カーネーション生育制御技術の開発・実証事業

カーネーションの生産性向上のための生育環境制御技術の開発・実証を行い、採花本数の増加及び切り花品質の向上に取り組む事業。
同一作型で共通品種、栽培時期を統一して生産性、切り花品質を比較するとともに気象変化をによる年次変動の影響を検証することを通じ、夏の高温化での栽培技術向上、切り花品質向上を目指す。これまでの実証試験の成果を踏まえ、
①LED照射を活用して生産が不安定化する年内の切り花品質向上、採花本数増加技術を実証する。
②夏秋期の施設内環境条件と開花時期、採花本数との関係を解析し高温対策技術を実証する。
③冬期の暖房コスト低減のための施設内温度管理技術を実証する。

夏の品質を調査するために、日持ち試験を11月~実施し、効果を測定する。
実証メンバーは、稲葉先生を座長に、事業推進委員、検討委員、JFGAカーネーション部会の実証生産者、およそ54名で実証を行う。

流通効率化に適した輪ぎくの冬の低コスト・省力管理のための適応品種実証事業

3年目の事業となり、低コスト・省力化の適う品種の選定年となる。
輪ぎくは全国的にコロナ禍によって消費者の行動様式が激変することにより業務需要が減少、加えて肥料等資材と暖房用燃油の高騰により経営コストが大幅に上昇していることから離農や他品目への転換を検討する生産者が多く、生産面積の減少に歯止めがかからない状況が続いている。また冬季の主力品種である「神馬」は開花に高い温度を要求し暖房コストが高いだけでなく、側芽を除去する労力が大きく労働人口の減少による人手不足が進む中で生産者の負担になっている。このことから、「神馬」に代わる冬作対応可能な省エネ省力型の次世代品種への要望が大きくなっている。
日本花き生産協会輪ぎく部会が、高コスト型の「神馬」に代わる業務需要に対応した品種の探索を行う。生産者のみならず市場、流通、小売業者が協力して次世代品種の候補となる省エネ省力型品種候補の生育、品質、流通特性を把握して、今後の品種の在り方を検討する。成果目標として、栽培コストが小さく、日持ちや流通上のメリットを持った市場に受け入れられる輪ぎくの主力品種とその栽培方法を確立する。
また、花き流通の効率化等の取組である、輪ぎくの出荷箱検討及び台車輸送実証事業と一体的に取り組むことによって、より効率的で省エネが実現できる取り組みとする。

以上R6年度は4つの事業を推進しています。

花まるごとサイト
タイトルとURLをコピーしました

SHARE

PAGE TOP
国産のお花農家と直接連絡できるお花のポータルサイト。

お花・生産者を探す

OR

一覧からお花・生産者を探す